Nicaです。
老化の原因物質である「活性酸素」とその減らし方について書いていきます。
活性酸素とは?
活性酸素は、普通の酸素分子(O₂)よりも、活性化された状態(化学反応が起こりやすくなった状態)の酸素分子です。
加齢とともに私たちの肌はハリやツヤを失い、シワが増えて、物忘れが多くなりますよね。
誰にでも起こるこの現象は、私たちの体内にある酸素が「活性酸素」に変化して、身体を酸化させることで起こります。
つまり、「活性酸素=老化の原因となる物質」。
果物を空気にさらしたまま放って置くと、黒ずんでシワシワになる…
人間の体にも、活性酸素によって同じような現象が起きる😣
人間は呼吸をする事で体内に酸素を取り込んでおり、1日に使う酸素の量は約500ℓと言われている。
そして、取り込んだ酸素のうち、約2%が活性酸素となって体内で酸化・老化を引き起こしています。
⇢酸素を吸って生きている人間にとって、代謝の過程で発生する活性酸素の害は避けることができない😩
活性酸素の良い働き・悪い働き
活性酸素は必要なもの
先ほど、活性酸素は老化の原因と書いたけれど、実は良い働きも!
活性酸素は、元々生きていく上で重要なもので、殺菌作用や解毒作用の働きをしています。
しかし、体内で増えすぎてしまうことで、健康な細胞も攻撃して様々な問題を引き起こしてしまいます。
活性酸素によるダメージ
- 白髪
- シミ
- シワ
- 白内障
- 糖尿病
- 腫瘍
- アレルギー
- 癌
- 冷え性
- 脳卒中
- 心筋梗塞
- 高血圧
- 動脈硬化 など…
活性酸素を増やす原因
呼吸で取り込んだ酸素のうち、約2%は活性酸素に変化してしまいますが、その他にもいろんな要因で活性酸素が発生します。
活性酸素が発生する要因
- 紫外線
- ストレス
- 飲酒
- タバコ
- 食品添加物
- 睡眠不足
- 肥満
- 過度の運動
- 電磁波
- 大気汚染
- ブルーライト(スマホ・パソコンなど)
活性酸素を減らすには?
活性酸素を減らす物質=抗酸化物質!
日々、体内に大量に発生する活性酸素…
ただ、私たちは誰もが病気にかかるわけではなく、老化現象にも個人差があります。
それは、私たちの身体が、活性酸素による老化現象に対抗する仕組みを持っているから🌸
そのポイントとなるのが、「SOD」(スーパーオキシドディスムターゼ)といわれる酵素や、「フィトケミカル」といわれる植物由来の栄養素や化合物。
「SOD」は体内で生成することができる酵素です。
しかし、加齢とともにその生成力は失われて、身体の機能にも老化現象が現れるようになります。
そこで、その生成力の減少を少しでも遅らせる為に、注目されているのが「フィトケミカル」です✩
「フィトケミカル」は活性酸素を除去する働きがあります。
代表的なフィトケミカルとしては、βカロテン・リコピン・カプサイシン・ポリフェノール・硫化アリルなどです。
野菜や果物の色素や、辛み成分が体内で抗酸化物質として働き、老化を遅らせることができると考えられています。
抗酸化力の強い食品(活性酸素を減らす) |
緑黄色野菜・キャベツ・ニンニク・納豆・海藻類・バナナ・アボカド・プルーン・ブルーベリー・コーヒー・イチゴ・キウイフルーツ・柑橘類・アーモンド・ごま・ココナッツオイルなど… |
身体を酸化させる食品(活性酸素を増やす) |
ハムなどの加工食品、総菜やコンビニ弁当・ファーストフード(トランス脂肪酸)・マーガリン・肉の脂身・インスタント食品・スナック菓子・砂糖など… |
まとめ
いつまでも健康・キレイでいる為には、身体を酸化させない生活習慣が大切です!
特にコンビニやスーパーのお弁当、お惣菜は酸化した油を食べていることになり、身体を酸化させます。
外食ばっかりの方は注意しましょう。
「抗酸化力=身体の酸化を防ぐ=細胞の老化と病気防ぐ力」です。
活性酸素を増やしてしまう要因を全ては避けられませんが、食事に抗酸化力の強い食品を取り入れるて、いつまでも若々しさをキープしましょう。