【体験談】稽留流産後・手術の流れ

Nicaです。

 

私は稽留流産、稽留流産後の手術を経験しています。

とても辛くて悲しい出来事でしたが、同じく稽留

流産された方に向けて少しでも役立てればと

思い、情報発信しています。

 

 

 

自然排出か手術を選択

稽留流産は赤ちゃんの心拍が止まったまま、子宮

に残っている状態のことを言います。

 

 

私自身もそうでしたが、自覚症状はないことが多いそうです。

 

 

稽留流産と診断された後は、腹痛と出血を伴って

自然に出てくる場合もありますが、しばらく

経っても出てこない場合は手術で取り出さなけ

ればなりません。

 

 

私は稽留流産と診断された日にこの説明を受けま

したが、すぐに手術をする決意がつかなかった

ので、とりあえず自然排出を待つことにしました。

 

 

自然排出を待つ場合、病院によって様子をみる

期間は異なるようですが、私が通っていた病院

では2週間くらい様子をみて自然排出されない

ようなら、手術をしましょうと言われました。

 

 

 

手術を決意

稽留流産をするとつわりがなくなる方もいる

そうですが、子宮に赤ちゃんが残っている為、

つわりが続くこともあります。

 

 

私は完全に後者で、赤ちゃんの心拍は止まって

いるのに身体はまだ妊娠していると勘違いして

つわりは続いていました。

 

 

ただでさえ辛いつわり。

赤ちゃんが生きていないとわかっているのに

耐えなければならないのが本当に地獄でした。

 

 

2週間待ってみても赤ちゃんが出てくる様子はなく

つわりから解放されたい気持ちもあり、手術を

することを決めました。

 

 

 

手術の流れ

事前の血液検査とエコー検査

手術の前に一度病院へ行き、血液検査と

赤ちゃんの心拍が本当にないかを確かめるために

再度エコー検査をしました。

 

(↑もう一度エコー検査をするまでずっと「赤ちゃん

生きているかも」とモヤモヤしていたので、心拍が

停止しているのをもう一度確認したことによって

やっと気持ちの整理がつきました…)

 

 

入院1日目

手術のやりかたも病院によって違いますが、

私が通っていた病院では1泊2日の入院が必要で

搔爬法ではなく吸引法というものでした。

 

 

・AM9:00 入院

・AM10:00 ラミナリア挿入処置

 

入院当日は子宮頸管にラミナリアという棒状の

ものを挿入しました。

 

 

ラミナリアは海藻素材で子宮頸管に挿入すること

によって体内の水分を吸収し、ゆっくりと2~3倍

の太さに膨らむことによって安全に子宮頸管を

広げられるそうですが、挿入される時の痛みが

尋常ではないくらい痛かったです(>_<)

 

 

処置の後はただ待つだけなので、1日中ボーっと

しながら過ごしました。

 

 

ラミナリアが広がることによって「生理痛のよう

な痛みがあるかもしれません」と説明を受けて

いましたが、私は全然痛みはありませんでした。

 

 

2日目

・AM11:00 手術

 

手術は全身麻酔で行われた為、痛みは全く

ありませんでした。

 

 

目が覚めた後も特に痛みはなく、生理の4日目

くらいの出血がありました。

 

 

・PM13:30 退院

 

麻酔の効果が切れてふらつくことなく歩くことが

できたら退院しても大丈夫ということでした。

 

 

 

退院後

まず1番に感じたのは、本当につわりがピタッと

終わっていたことです。

その日の昼食とても美味しく嬉しいような

悲しいような何とも言えない感情でした。

 

 

また、家に戻ってからも2週間ちょっとはダラダラ

と出血はありましたが、出血が終わった1か月後

くらいには生理がきました。

 

 

最後に…

流産は週数に関わらず、とても悲しいことです。

私自身、稽留流産を経験してあの時の悲しみを

忘れることは一生ないと思います。

 

 

しかし、同じ経験された方に言えることは流産

したばかりのどうしようもないくらい辛い気持ち

は必ず時間が癒してくれます。

 

 

この記事が稽留流産に悲しんでいる方の

お力に少しでもなれば幸いです。

 

最後までありがとうございました。